竹箆(読み)しっぺい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「竹箆」の意味・わかりやすい解説

竹箆
しっぺい

禅宗で師家(しけ)(禅の指導者)が修行者を指導するために用いる仏具。長さは60センチメートル~1メートル、幅は3センチメートルくらいで、割り竹を弓の形に曲げ、籐(とう)を巻き、漆を塗ってつくる。弓を切ってつくることもある。古く中国の唐(とう)・宋(そう)時代の禅僧が使用したことが知られるが、現在では、修行者のなかの第一座(首座(しゅそ))が、住持の命によって禅問答を取り交わす法戦式(ほっせんしき)に用いられる。

[永井政之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「竹箆」の意味・わかりやすい解説

竹箆
しっぺい

禅宗で坐禅のときに参禅者の指導に使用する竹製の道具。これで打ち戒め悟らせる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む