竹頭木屑(読み)チクトウボクセツ

デジタル大辞泉 「竹頭木屑」の意味・読み・例文・類語

ちくとう‐ぼくせつ【竹頭木×屑】

《「晋書陶侃とうかん伝から》どんなに細かい物事もおろそかにしないことのたとえ。晋の陶侃が、船をつくったときの竹や木のくずを取っておいて、後日それらを役立てたという故事による。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 とうかん 名詞

精選版 日本国語大辞典 「竹頭木屑」の意味・読み・例文・類語

ちくとう‐ぼくせつ【竹頭木屑】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「竹頭」は竹のきれはし、「木屑」は木のくずの意。中国、晉の陶侃(とうかん)が、船を造って出た木や竹のくずを、その後の用に役立てたという「晉書‐陶侃伝」に見える故事から ) 細かなこともおろそかにしないたとえ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「竹頭木屑」の解説

竹頭木屑

竹の切れ端と木のくず。そのような細かなこと、小さなこともおろそかにしないたとえ。

[解説] 中国東晋の政治家とうかんが、船を造ったときに出た木や竹のくずをとっておいて、後に、元旦朝貢の際に雪が降って道がぬかるんだときに木くずを道にまき、また、竹の切れ端で釘を作って船を修繕したという「晋書―陶侃伝」に見える故事によることば。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android