陶侃(読み)とうかん(その他表記)Tao Kan; T`ao K`an

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陶侃」の意味・わかりやすい解説

陶侃
とうかん
Tao Kan; T`ao K`an

[生]甘露4(259)
[没]咸和9(334)
中国,東晋初期の名将。 鄱陽 (江西省) の人。荊州刺史として杜とう (ととう) 討伐にあたった。いったん広州刺史に左遷され,のち再び荊州刺史となって,蘇峻の乱の平定に功があった。東晋最大の州鎮の統帥として大きな勢力をもち,長沙郡公となり,在任のまま没した。陶淵明曾孫にあたる。

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世界大百科事典(旧版)内の陶侃の言及

【陶潜】より

…五柳先生と号した。東晋の大将軍陶侃(とうかん)の曾孫にあたる。陶潜の時代には,一家は没落して貧しく,彼は生活のために不本意な地方官の職に就いたり,いくつかの軍閥の属僚を経験したりした。…

※「陶侃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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