竿竹(読み)サオダケ

デジタル大辞泉 「竿竹」の意味・読み・例文・類語

さお‐だけ〔さを‐〕【×竿竹】

竿にした竹。たけざお。

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精選版 日本国語大辞典 「竿竹」の意味・読み・例文・類語

さお‐だけさを‥【竿竹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 竿にした竹。物干しざおなどにする竹。さお。
    1. [初出の実例]「竿だけに、吹く風の音が、人の嘯くやうなぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)中)
  3. 言葉拍子をつけるために添えていう語。
    1. [初出の実例]「ほんにけたいくそのさほ竹ぢゃ」(出典:洒落本・短華蘂葉(1786))
  4. 男根異称
    1. [初出の実例]「鎧も兜もいらばこそ、さをさをさをさを竿竹ぢゃ」(出典:浄瑠璃・蝶花形名歌島台(1793)二)

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普及版 字通 「竿竹」の読み・字形・画数・意味

【竿竹】かんちく

さおだけ。唐・白居易竹楼の宿〕詩 小書樓下、千竿の竹 深火爐一盞の燈

字通「竿」の項目を見る

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