笑福亭松光(読み)ショウフクテイ ショコウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「笑福亭松光」の解説

笑福亭 松光
ショウフクテイ ショコウ


職業
落語家

本名
梶木 市松

生年月日
万延1年

経歴
17歳で初代笑福亭福松の門人となり松光を名乗る。生涯この名で通した。縮れ毛で痘痕面の馬顔に片方義眼という風采で、高座に上がるだけで客が爆笑したが、愛嬌があり「かんやん」とあだ名されて親しまれた。師福松の没後は三友派の重鎮として活躍。「牛ほめ」「稽古屋」「化物長屋」などの中ネタを得意とし、なかでも「稽古屋」は無類の陽気さで雰囲気が良く出ていて好評を博した。また、「米山節」や「阿呆陀羅経」の余興でも人気があった。

没年月日
大正2年 1月3日 (1913年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android