精選版 日本国語大辞典 「市松」の意味・読み・例文・類語
いち‐まつ【市松】
〘名〙
① 「いちまつもよう(市松模様)」の略。
※評判記・千石篩(1754)中「市松の半てんに、同じ様な股引とは」
② 「いちまつにんぎょう(市松人形)」の略。
※茶屋諸分調方記(1693)一八「市松がわるさゆふをたのしみ」
④ 男陰をいう隠語。
いち‐ま【市松】
〘名〙 (「いちまつ」の変化した語)
※雑俳・新とくさ後編(1800)「マアべかこ・遣(や)る気で持ッて来た市松(イチマ)」
※雑俳・五色墨(1809)「なぐさみて・市松(イチマ)の麁物(そふつ)縫ふ妾(てかけ)」
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