笑謔(読み)しょうぎゃく

精選版 日本国語大辞典 「笑謔」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぎゃくセウ‥【笑謔】

  1. 〘 名詞 〙 笑って冗談を言うこと。
    1. [初出の実例]「有時笑謔歌唱亦無害也」(出典日本詩史(1771)四)
    2. 「衆客坐に満て笑謔(セウギャク)の声紛々たり」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五二)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐陰后紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「笑謔」の読み・字形・画数・意味

【笑謔】しよう(せう)ぎやく

わらいたわむれる。〔後漢書、皇后上、光烈陰皇后紀〕后、位に在りて、恭儉にして嗜玩(しぐわん)少なく、笑謔を喜ばず。性仁孝にして、矜(きようじ)多し。

字通「笑」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android