笛水村(読み)ふえみずむら

日本歴史地名大系 「笛水村」の解説

笛水村
ふえみずむら

[現在地名]高崎町笛水

北東流する大淀川の西岸、東流する岩瀬いわせ川の南岸に位置し、両川は村の北東端で合流する。南は江平えひら村。江戸時代は鹿児島藩領で初め高原たかはる郷に所属したが、延宝九年(一六八一)野尻のじり郷に編入された(三州御治世要覧)。天正七年(一五七九)三月吉日の朝倉主計助(惟親)宛の島津氏老中伊集院忠棟等連署坪付(朝倉文書)に、「笛水門之内小川」の一反の地がみえる。江戸時代の表高については、日向国覚書や寛文四年(一六六四)の諸県郡村高辻帳などで高一二九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android