笠の台の生き別れ(読み)カサノダイノイキワカレ

デジタル大辞泉 「笠の台の生き別れ」の意味・読み・例文・類語

かさだいわか

《「笠の台」は、笠をかぶせる台ということから、人の首の意》首を斬られて頭と胴とが別々になること。打ち首になること。
「悪く邪魔立てひろぐが最期、―の生き別れ」〈伎・小袖曽我
[類語]首を切る首をねる首が飛ぶ笠の台が飛ぶ身首ところことにする首足処を異にす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「笠の台の生き別れ」の意味・読み・例文・類語

かさ【笠】 の 台(だい)の生(い)き別(わか)

  1. 切られて、首と胴とが別々になること。首を切られること。
    1. [初出の実例]「仏のやうな大殿に笠の台の別れをさせ」(出典:歌舞伎・毛抜(日本古典全書所収)(1742))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android