笠井島村(読み)かさいじまむら

日本歴史地名大系 「笠井島村」の解説

笠井島村
かさいじまむら

[現在地名]設楽町豊邦とよくに

桑平くわだいら新田の南、当貝津とうがいつ川に沿う。慶長八年(一六〇三)検地で四九石余を検出。寛永二〇年(一六四三)の書渡し候証文之事(北設楽郡史)によると、草分地主と思われる庄屋徳兵衛と当村弥十郎の焼畑(そうれ)の地をめぐり、山論が起こっている。奉行所の調停で同年に「落合向山の義三つに割り、弐分徳兵衛未年より徳兵衛分に成り、壱分は弥十郎分に相究め申し候事」とされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android