笠佐島(読み)かささじま

日本歴史地名大系 「笠佐島」の解説

笠佐島
かささじま

[現在地名]大島町大字笠佐島

玖珂くが大畠おおばたけ町と屋代やしろ島の間、大畠の瀬戸の西に位置する周囲約四キロの島。属島として島がある。

古くは人口も多数あったが、しだいに少なくなり田畑が荒蕪したのを、寛永一九年(一六四二)五月、もと対馬藩士中村与左衛門が請願して開拓。正保四年(一六四七)検地したという(山口県風土誌)。「注進案」によれば小松こまつ村に属し、総田畠数一〇町八反余、高九三石八斗余、家数三五を数えた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「笠佐島」の解説

笠佐島

山口県大島郡周防大島町、小松港の西方約2キロメートルに位置する周防大島諸島の島。面積約0.94平方キロメートル。江戸時代には製塩業で栄えた。

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