精選版 日本国語大辞典 「笠宿」の意味・読み・例文・類語 かさ‐やどり【笠宿】 〘 名詞 〙① 軒下または木陰などに、しばらく雨宿りをすること。[初出の実例]「肱笠(ひぢかさ)の 雨もや降らなむ 郭公(しでたをさ) 雨やどり 可左也止利(カサヤトリ)」(出典:催馬楽(7C後‐8C)婦が門)② ちょっと立ち寄る所。あるいは、自分の居所として、しばらく身を寄せること。また、その所。[初出の実例]「さやうにをかしきかたの御かさやどりには、えしもや」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例