笠松謙吾(読み)かさまつ けんご

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「笠松謙吾」の解説

笠松謙吾 かさまつ-けんご

1839*-1872 幕末尊攘(そんじょう)運動家。
天保(てんぽう)9年12月生まれ。生家越後(えちご)(新潟県)頸城郡小猿屋村の庄屋。江戸で安積艮斎(あさか-ごんさい)に,また昌平黌(しょうへいこう)で藤森弘庵らにまなぶ。文久元年(1861)帰郷して塾をひらき,尊攘派とまじわり,長谷川鉄之進らをかくまう。戊辰(ぼしん)戦争では新政府軍に協力。明治4年川浦郷学を創立。明治5年2月18日死去。35歳。名はのち宗謙。字(あざな)は士恭。号は蜂嶺。著作に「鶏肋集」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android