第一生命保険(株)(読み)だいいちせいめいほけん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

第一生命保険(株)
だいいちせいめいほけん

生命保険大手の一つ。保険業法の起草にかかわり農商務省初代保険課長となった矢野恒太(つねた)が1902年(明治35)設立。日本最初の相互組織による生命保険会社であったが、2010年(平成22)4月、組織形態を相互会社から株式会社に変更した。創業後、業績は着実に伸び、1921年(大正10)には明治生命保険(現明治安田生命保険)、帝国生命保険(現朝日生命保険)などと並んで五大生保の一つとなった。さらに1941年(昭和16)統制経済の進展に伴って昭和生命保険の保有契約を包括移転。第二次世界大戦後は、本社屋のGHQ(連合国最高司令部)による接収などもあったが、1947年(昭和22)金融機関再建整備法により新しく基金を設定して再出発、保険種類の多様化、新分野の開拓を進めつつ堅実に成長、住宅開発など不動産投資も積極的に行った。1968年本社(東京都千代田区有楽町)の一部を神奈川県足柄上(あしがらかみ)郡大井町に移転した。収入保険料2兆8372億円、総資産30兆8224億円(2010)。[田付茉莉子]
『第一生命保険相互会社編・刊『第一生命七十年史』(1972) ▽第一生命保険相互会社編・刊『第一生命100年の歩み』(2002) ▽第一生命保険相互会社編・刊、日本経営史研究所監修『第一生命百年史』(2004)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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