第一鹿島海山(読み)だいいちかしまかいざん(その他表記)Daiichi Kashima sea-mount

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「第一鹿島海山」の意味・わかりやすい解説

第一鹿島海山
だいいちかしまかいざん
Daiichi Kashima sea-mount

房総沖の日本海溝内に陥没しつつある平頂海山。海上保安庁水路部の『拓洋』によって発見された。比高約 3500mの東側山頂の最浅水深は 3520m。西側山体と東側山体の間の崖は直線的な正断層によりできたもので,西側山体が海溝内にずり落ちていることを証拠づけている。海山より採集された有孔虫化石年代は前期白亜紀を示し岩石は上記の化石を含む石灰岩のほかに凝灰岩玄武岩などがドレッジされている。

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世界大百科事典(旧版)内の第一鹿島海山の言及

【日本海溝】より

…東北日本の東側に沿って,三陸・常磐海岸の約200km沖を海岸にほぼ平行に南北に走る海溝。北は北海道襟裳(えりも)岬南東沖の襟裳海山で千島・カムチャツカ海溝と区切られ,南は犬吠埼東方の第一鹿島海山で伊豆・小笠原海溝とつながる。全長は約800kmである。…

※「第一鹿島海山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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