笹の隈(読み)ささのくま

精選版 日本国語大辞典 「笹の隈」の意味・読み・例文・類語

ささ【笹】 の 隈(くま)

  1. ( 地名「ひのくま(檜隈)」に接頭語「さ」の付いた「さひのくま」が「ささのくま」と誤られ、「笹の隈」と解されたもの ) 生い茂った笹によってできた物かげ。
    1. [初出の実例]「ささのくまひのくま河にこまとめてしばし水かへ影をだにみむ〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)神あそびの歌・一〇八〇)
    2. 「むつかしげなるささのくまを、駒ひきとどむる程もなく」(出典:源氏物語(1001‐14頃)椎本)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む