筆洗(読み)ヒッセン

デジタル大辞泉 「筆洗」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐せん【筆洗】

筆の穂を洗うための容器。ふであらい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筆洗」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐せん【筆洗】

  1. 〘 名詞 〙 筆の穂先を洗うための水を入れる器。筆池。ふであらい。〔随筆・雅遊漫録(1755)〕
    1. [初出の実例]「筆洗之事 銅器也、まれには陶器もあるべし、硯にそへて下の方右へ寄せて置べし」(出典:調度口伝‐書院飾付目録口伝(古事類苑・文学三))

ふで‐あらい‥あらひ【筆洗】

  1. 〘 名詞 〙 筆の穂先を洗うための用具。ひっせん。〔和訓栞(1777‐1862)〕
    1. [初出の実例]「机の上より筆洗ひの鉢を持来り」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「筆洗」の読み・字形・画数・意味

【筆洗】ひつせん

筆を洗う器。

字通「筆」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android