筆海(読み)ヒッカイ

デジタル大辞泉 「筆海」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐かい【筆海】

文字の集まりの意から》文章。詩。
「流れをて―を開き」〈懐風藻
すずりのこと。〈易林本節用集

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筆海」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐かい【筆海】

〘名〙
① 文字の多く集まっていること、すなわち、詩文。文章。
※懐風藻(751)秋日於長王宅宴新羅客〈背奈王行文〉「鑒流開筆海。攀桂登談叢」 〔楊炯‐原州百泉県令李君神道碑〕
② 硯(すずり)異称。〔いろは字(1559)〕
③ ふでを入れておくもの。ふでいれ。〔紅楼夢‐第四〇回〕

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