すべて 

等エントロピー変化(読み)トウエントロピーヘンカ

化学辞典 第2版 「等エントロピー変化」の解説

等エントロピー変化
トウエントロピーヘンカ
isentropic change

エントロピー変化を伴わない変化.可逆変化において,系が絶対温度Tもと吸収,あるいは放出した熱量をδqとすると,それに伴うエントロピーSの変化dSはδq/Tに等しく,可逆的に行われる断熱変化は,すべて等エントロピー変化である.断熱変化でも,それが不可逆的に行われるときにはエントロピーは変化する.たとえば,気体の真空中への自発的膨張は断熱的に行われたとしても,エントロピーは増加する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「等エントロピー変化」の意味・わかりやすい解説

等エントロピー変化
とうエントロピーへんか
isentropic change

系のエントロピーを一定に保つように系の状態を変化させること。準静的または可逆的な断熱変化はその例であり,逆に可逆的な等エントロピー変化は断熱的である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

すべて 

選挙公職を争うとき,政党や候補者が,当選後実現すべき政策について有権者に向けて表明する約束。当選者が選挙公約に拘束され,実現の努力を行うことは責任政治の重要な構成要素である。...

公約の用語解説を読む