日本大百科全書(ニッポニカ) 「状態変化」の意味・わかりやすい解説 状態変化じょうたいへんか 物質が完全に均一な状態にあって他の状態とはっきりした境界をもって存在するとき、その境界内を相といい、それが気体、液体、固体の状態にあるのに対応して気相、液相、固相とよばれる。物質がどのような相として存在するかは温度、圧力、体積など状態変数とよばれる量によって定まり、状態変数の変化によって相状態が変わることを状態変化または相転移という。気相―液相間の状態変化は蒸発、凝縮とよばれ、液相―固相間の変化は融解、凝固、気相―固相間の変化は昇華、凝結とよばれる。[平野賢一][参照項目] | 相転移 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例