筋を売る(読み)すじをうる

精選版 日本国語大辞典 「筋を売る」の意味・読み・例文・類語

すじ【筋】 を 売(う)

  1. 演劇で、幕あきに出る仕出(しだ)しの役者などが、あらかじめ、その狂言あらすじなどを話し合う。すじを振る。
  2. なりゆき、趣向などを話す。また、前もってそれとなく話しておく。すじを振る。〔南水漫遊拾遺(1820頃)〕
    1. [初出の実例]「狂言のすじがうりこんであるものだから、こっちが先へかけぬけて山谷堀から帰り船」(出典:歌舞伎・与話情浮名横櫛(切られ与三)(1853)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android