筑豊のこどもたち(読み)チクホウノコドモタチ

デジタル大辞泉 「筑豊のこどもたち」の意味・読み・例文・類語

ちくほうのこどもたち【筑豊のこどもたち】

土門拳写真集閉山となった北九州筑豊の炭田地帯を取材した作品で、昭和35年(1960)刊行。第10回芸術選奨、第3回日本ジャーナリスト会議賞などを受賞

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の筑豊のこどもたちの言及

【土門拳】より

…戦後は50年から雑誌《カメラ》の月例写真審査員として,〈カメラとモティーフの直結〉〈絶対非演出の絶対スナップ〉を標榜する〈リアリズム写真運動〉を主唱し,アマチュア写真家たちに大きな影響を与えた。《ヒロシマ》(1958),《筑豊のこどもたち》(1960)の両ドキュメンタリー写真集はその重要な成果である。また《古寺巡礼》シリーズに代表される仏像,寺院等の記録写真は,彼の日本の伝統文化に対する独自な解釈と,対象を凝視するレンズの非情な記録性が結びついた,稀有な作品群となっている。…

※「筑豊のこどもたち」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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