箏の琴(読み)ソウノコト

デジタル大辞泉 「箏の琴」の意味・読み・例文・類語

そう‐の‐こと〔サウ‐〕【×箏の琴】

《「こと」は弦楽器総称》「そう」に同じ。
「―を盤渉調に調べて今めかしくかい弾きたる爪音」〈帚木

しょう‐の‐こと〔シヤウ‐〕【×箏の琴】

そう」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「箏の琴」の意味・読み・例文・類語

しょう【箏】 の 琴(こと)

  1. ( 「じょうのこと」とも ) =しょう(箏)
    1. [初出の実例]「中将は琵琶、山ごもりしゃうのこと、ごんのかみ琴、ちかまさ和琴、時かげ横笛」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)

そう【箏】 の 琴(こと)

  1. ( 「こと」は弦楽器の総称 ) =そう(箏)〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「さうのことを、盤渉調に調べて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

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