箏曲大意抄(読み)そうきょくたいいしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「箏曲大意抄」の意味・わかりやすい解説

箏曲大意抄
そうきょくたいいしょう

日本音楽の文献箏曲楽譜,組歌 33曲,段物7曲,弄斎物2曲を収める。山田松黒編,江戸雁金屋伊兵衛刊。6冊。第6冊目の奥書には,箏曲の歴史,楽器,奏法,記譜法その他の伝承が記される。安永8 (1779) 年自序・自跋。天明2 (82) 年樋口淳美跋。寛政4 (92) 年版。文化8 (1811) 年版。 1903年,小松景和跋文のある付録第7冊目をつけた増補版刊行。箏曲譜の精細なものとしては,ほかに安永1年玄水序,同9年芳州跋の『琴曲指譜』 (京都吉田善五郎刊,5冊) もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android