箙刀(読み)エビラガタナ

デジタル大辞泉 「箙刀」の意味・読み・例文・類語

えびら‐がたな【×箙刀】

の中に矢とともに収めてある短刀
「―、首掻き刀」〈幸若信太

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「箙刀」の意味・読み・例文・類語

えびら‐がたな【箙刀】

  1. 〘 名詞 〙 箙の中に矢とともに納めておく小刀(ちいさがたな)
    1. [初出の実例]「弁慶承て、〈略〉ゑびらがたな・くびかきがたな三腰までこそさいたりけり」(出典:幸若・高たち(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android