篠立村(読み)しのだちむら

日本歴史地名大系 「篠立村」の解説

篠立村
しのだちむら

[現在地名]藤原町篠立

古田ふるた村の南、員弁川源流に位置する。江戸時代を通じて桑名藩領。文政一〇年(一八二七)の桑名領郷村案内帳によれば、免は二ツ二分で、同藩領でもかなり低い部類に属する。文政七年の村明細帳(徳川林政史蔵)には戸数八三、人数四〇九(男二二五・女一八四)、馬二三。助馬金一分と銀一三匁九分、増金四匁七分二厘を負担した。神祠に神明社二・山之神一・稲荷社・秋葉社・金毘羅社、寺院に明行みようぎよう寺・長楽ちようらく寺とある。清水しみず神明社(祭神天照大神)古田村との立会氏神。明治五年(一八七二)の村明細帳(同蔵)では戸数八六、人数四三六(男二二二・女二一四)、馬三六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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