篤ゆ(読み)あつゆ

精選版 日本国語大辞典 「篤ゆ」の意味・読み・例文・類語

あつ・ゆ【篤】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 病気が重くなる。あつしる。
    1. [初出の実例]「謂(おも)ざりき(やまひ)彌留(アツエ)(〈別訓〉あつしれ)て、大漸(とこつくに)に至るといふことを」(出典日本書紀(720)雄略二三年八月(前田本訓))
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ヤ行上二段活用 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「おとどうせ給ひ、大宮も頼もしげなくのみ、あつい給へるに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)澪標)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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