精選版 日本国語大辞典 「篭名主」の意味・読み・例文・類語 ろう‐なぬしラウ‥【牢名主・籠ロウ名主】 〘 名詞 〙 江戸時代の牢屋で、囚人の長として牢内を取締まったもの。各房ごとに器量のあるもの一人を選んで官が任命した。役付囚人を指揮し、牢内の規律の維持、特に逃亡・自殺を警戒し、また官憲との連絡に当たったもの。牢内名主。[初出の実例]「役すれど咎はかわらぬ籠名主」(出典:雑俳・もみぢ笠(1702)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例