簀薦(読み)スゴモ

デジタル大辞泉 「簀薦」の意味・読み・例文・類語

す‐ごも【×薦/薦】

竹を編んで簀子すのこのようにしたもの。裏を白い生絹すずしで張ったものもある。古く、神膳しんぜんや、食卓の下などに敷いた。

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精選版 日本国語大辞典 「簀薦」の意味・読み・例文・類語

す‐ごも【簀薦・食薦】

  1. 〘 名詞 〙 竹を簾(す)のように編んだ敷物大饗(だいきょう)の際のものは簀編みにした裏に生の平絹などをつけ白い縁がある。食事の時、食机の下などに敷いた。
    1. [初出の実例]「手以て草を苅りて、食薦と為しき」(出典:播磨風土記(715頃)餝磨)
    2. 「食薦(すごも)敷き青菜煮持ち来(こ)(うつはり)にむかばき懸けて休む此の君」(出典万葉集(8C後)一六・三八二五)

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