簓先穂(読み)ササラサッポウ

デジタル大辞泉 「簓先穂」の意味・読み・例文・類語

ささら‐さっぽう【×穂】

ささら先端。また、先端がささくれているもの。
《ささらの先がすりへるところから》財産をすりへらしてしまうこと。また、物事をだいなしにしてしまうこと。
サボテン別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「簓先穂」の意味・読み・例文・類語

ささら‐さっぽう【簓先穂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さっぽう」は「さきほ(先穂)」の変化した語という )
  2. (ささら)の先。また、そのように先端がささくれているもの。
  3. 植物サボテン(仙人掌)」の異名。〔俚言集覧増補)(1899)〕
  4. ( 簓の先がすり減るところから )
    1. (イ) 財産をすり減らしてなくしてしまうこと。
    2. (ロ) だいなしにすること。めちゃくちゃにすること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android