簗取村(読み)やなとりむら

日本歴史地名大系 「簗取村」の解説

簗取村
やなとりむら

[現在地名]只見町梁取やなとり

現只見町の東端に位置し、東は下山しもやま(現南郷村)南東伊南いな川を挟んで和泉田いずみた(現同上)北西小林こばやし村。伊南川右岸を通る沼田街道に沿って集落がある。成法じようほう寺の応長元年(一三一一)七月二八日の聖観音胎内銘に「奥州伊北郷梁取村」とある。天正一〇年(一五八二)簗取弥七郎は蘆名氏家臣の松本実輔によって加冠されているが(同年四月二三日「松本実輔加冠状」会津旧事雑考)、同一七年一二月一一日簗取右衛門は伊達政宗から「本領中伊北五百分二間在家」を宛行われている(「伊達政宗充行状案」伊達家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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