只見町(読み)ただみまち

日本歴史地名大系 「只見町」の解説

只見町
ただみまち

面積:七四七・五六平方キロ

南会津郡の北西端に位置し、北は新潟東蒲原ひがしかんばら上川かみかわ村、東は大沼郡金山かねやま町・昭和しようわ村および南郷なんごう村、南は伊南いな村・檜枝岐ひのえまた村、西は新潟県南蒲原郡下田しもだ村・同県北魚沼きたうおぬま入広瀬いりひろせ村と一部で同郡湯之谷ゆのたに村と接する。西から南にかけて険しい山が多く、浅草あさくさ(一五八五・五メートル)会津朝日あいづあさひ(一六二四メートル)城郭朝日じようかごあさひ(一四四八メートル)などが連なり、越後三山只見えちごさんざんただみ国定公園に含まれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「只見町」の意味・わかりやすい解説

只見〔町〕
ただみ

福島県西部只見川の上流域にある町。 1955年只見村明和村が合体し,59年朝日村を編入して町制。町域の大部分を山地が占める。 59年田子倉 (たごくら) ダムの完成により急速に発展。中心集落の只見は只見川と伊南川の合流点に位置し,新潟とは六十里越 (863m) を経て国道 252号線で連絡。多雪地帯で,積雪は 4mをこえることもある。米作,野菜・花卉栽培が行われるほか,木材やゼンマイナメコなどの山菜も産する。奥只見観光の基地。重要文化財の成法寺観音堂,旧五十嵐家住宅がある。町域の一部は越後三山只見国定公園只見柳津県立自然公園に属する。 JR只見線が通る。面積 747.56km2人口 4044(2020)。

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