簗平村(読み)やなだいらむら

日本歴史地名大系 「簗平村」の解説

簗平村
やなだいらむら

[現在地名]小原村簗平

矢作川の西岸にあり、百月どうづき榑俣くれまたを通る西岸せいがん道が通ずる。藤左垣内とうざがいとというカイト名が残る。村内に宝篋印塔が二基残る。

天和元年(一六八一)伊保藩領、明治元年(一八六八)豊橋藩領である。文化一三年(一八一六)の乍恐書付ヲ以テ奉御願上候御事(簗平区有)によれば、大風雨により九反三畝歩の煙草損耗を届出ている。文政一三年(一八三〇)の焼鮎目録之事(小原村誌)によれば、宝飯ほい郡役所宛に八寸以上のもの二九本、この代金一分の鮎運上を納めている。明治九年の副業統計(小原村誌)では木挽三戸、川漁二戸がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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