簡慢(読み)かんまん

精選版 日本国語大辞典 「簡慢」の意味・読み・例文・類語

かん‐まん【簡慢】

  1. 〘 名詞 〙 おろそかにしてあなどること。事を怠り、人をあなどること。転じて、接待の行き届かないことを謙遜していう。怠慢。簡侮
    1. [初出の実例]「厳法を以て人を制し其疎忽簡慢を禁止するは或は残酷に似たれども」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)
    2. [その他の文献]〔呂氏春秋‐孝行覧・孝行〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「簡慢」の読み・字形・画数・意味

【簡慢】かんまん

おろそかにしてあなどる。〔管子、形勢解〕解惰慢、之れを以てに事(つか)ふれば、則ち不忠なり。之れを以て母に事ふれば、則ち不孝なり。

字通「簡」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android