簧・舌(読み)した

精選版 日本国語大辞典 「簧・舌」の意味・読み・例文・類語

した【簧・舌】

〘名〙 (「舌」の意から)
雅楽器の笙(しょう)の竹管のそれぞれもとにつけられている金属製のリード。吹き口から息を吐きまた吸って、振動させる。こう。〔十巻本和名抄(934頃)〕
塵袋(1264‐88頃)七「簧の字をしたとよむ、笙篳篥に通ずる歟」
※謡曲拾葉抄(1741)江口「宇殿の芦名物にて、ひちりきの舌にもちゆ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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