精選版 日本国語大辞典 「籠鳥」の意味・読み・例文・類語 ろう‐ちょう‥テウ【籠鳥】 〘 名詞 〙 かごの中に飼われている鳥。転じて、拘束されて自由にならないことのたとえ。かごのとり。[初出の実例]「思レ林籠鳥翅難レ出、失レ水轍魚鮮欲レ枯」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)五・聊成閑中之偶詠、令慰老後之愁吟而已〈藤原茂明〉)[その他の文献]〔中論‐亡国〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「籠鳥」の読み・字形・画数・意味 【籠鳥】ろうちよう(てふ) かごの鳥。晋・潘岳〔秋興の賦〕官を攝(と)り乏しきを承(う)け、猥(みだ)りに列に廁(まじ)はる。夙(つと)に興(お)き晏(おそ)く寢(い)ね、(やす)きを(いた)すに遑(いとま)匪(あら)ず。譬(たと)へばほ、池魚籠鳥の、江湖山の思ひるがごとし。是(ここ)に於て~然として賦す。字通「籠」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報