米の移民親子分離

共同通信ニュース用語解説 「米の移民親子分離」の解説

米の移民親子分離

移民対策を重要課題に掲げる米トランプ政権が2018年4月に始めた政策。主にメキシコ国境からの不法入国者が対象で、刑事手続きで親を拘束した場合、18歳未満の子どもは別の施設に収容する。「不寛容政策」とも呼ばれ、移民に圧力をかけ流入を減らすのが目的とされる。米国内外から非人道的と批判を浴び、トランプ大統領は18年6月に撤回表明。この間に約3千人の子どもが親から引き離されたとみられる。だが米紙ニューヨーク・タイムズによると、その後も19年3月までにさらに240人以上の子どもが親と離され、不寛容政策は事実上継続している。

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