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撤回 テッカイ

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デジタル大辞泉の解説

てっ‐かい〔‐クワイ〕【撤回】

[名](スル)
いったん提出・公示したものなどを、取り下げること。「前言を撤回する」
民法上、意思表示をした者が、その効果を将来に向かって消滅させること。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

撤回
てっかい

民法上は、意思表示をなした者が、その意思表示の効果を将来に向かって消滅させることをいう。一般に意思表示は、相手方に到達することによって効力を生ずるので、到達するまでは撤回できる。撤回は、一方的意思表示によってなされる点で、取消しと類似しているが、両者は次の点で異なっている。すなわち、取消しは、すでに発生した行為の効力を、一定の取消原因(制限行為能力、詐欺・強迫)のあるときに限り、過去にさかのぼって法律効果を消滅させるのに対し、撤回は、自己がなした行為の効力が発生しないことを欲して、意思表示の効果を将来に向かって消滅させるにすぎない。民法典には、撤回という用語は用いられていないが、取消しという用語が使用されている場合であっても、撤回の意味に解すべき場合が少なくない。たとえば、営業許可の取消し(民法6条2項)、無権代理行為の取消し(同法115条)などの場合である。[竹内俊雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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