米ヶ崎村(読み)こめがさきむら

日本歴史地名大系 「米ヶ崎村」の解説

米ヶ崎村
こめがさきむら

[現在地名]船橋市米ヶ崎町

東夏見ひがしなつみ村の東に位置する。集落は細長く東西に延びた台地南下に展開している。平安末夏見御厨(船橋御厨とも)の一部になったと推定され、応長元年(一三一一)一二月二〇日の下総国船橋御厨六ヶ郷田数(船橋文書)に「米□崎」とあるものの、同文書は検討を要する。台地上に米ヶ崎城とよぶ城跡があったが消滅。寛文期(一六六一―七三)と推定される国絵図に村名がみえる。寛文元年佐倉藩領となるが、延宝六年(一六七八)松平乗久移封で同藩領から除かれたと推測される(船橋市史前篇)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android