松平乗久(読み)まつだいら のりひさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平乗久」の解説

松平乗久 まつだいら-のりひさ

1633-1686 江戸時代前期の大名
寛永10年2月20日生まれ。松平乗寿(のりなが)の長男承応(じょうおう)3年上野(こうずけ)(群馬県)館林(たてばやし)藩主。下総(しもうさ)佐倉藩をへて,延宝6年肥前唐津(からつ)藩(佐賀県)藩主松平(大給(おぎゅう))家初代となる。7万石。貞享(じょうきょう)3年7月17日死去。54歳。通称源次郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の松平乗久の言及

【佐倉藩】より

…これは53年(承応2)のことらしい。60年(万治3)正信改易後,61年(寛文1)松平乗久(6万石),78年(延宝6)老中大久保忠朝,86年(貞享3)戸田忠昌(6万1000石),1701年(元禄14)老中稲葉正往(10万2000石),23年(享保8)老中松平乗邑(のりさと)(6万石),46年(延享3)老中堀田正亮(10万石,のち1万石加増)が入封するなど,佐倉は南関東の要地として歴代藩主の中には老中となった者が多い。 堀田正亮はさきに改易された正信の弟正俊の孫で,以後堀田氏はここに定着した。…

※「松平乗久」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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