米国の条約批准手続き

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米国の条約批准手続き

米政権が外国政府との交渉を経て調印した条約批准合衆国憲法の規定により、米連邦議会上院(定数100)の3分の2の賛成が必要となる。100人全員が出席した場合は67議員。下院には条約批准を承認する権限がなく、上院が極めて大きな影響力を持つ。核軍縮関連では、ロシアとの新戦略兵器削減条約(新START)の批准が2010年末に賛成71票、反対26票で承認されたのが最後。1996年に国連で採択された包括的核実験禁止条約(CTBT)は、中ロの条約履行に強い疑念を抱く共和党議員の反対もあり、米国の批准の見通しが立たず、発効のめどはない。

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