米穀統制(読み)べいこくとうせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「米穀統制」の意味・わかりやすい解説

米穀統制
べいこくとうせい

政府が米穀価格の維持をはかるため 1921年に米穀法,1933年に米穀統制法により実施した統制政策。当初,米穀統制法は米穀の過剰対策を目的としたが,のち戦時体制に入り農業生産が停滞し,食糧不足を招いたため,米穀統制は過剰対策から不足対策へ転回した。政府は 1939年に米穀配給統制法,1940年に米穀管理規則,1942年に食糧管理法を制定して,米穀配給制度および米穀供出制度を中心とする米穀の流通分配機構に対して,全面的にその統制を強めた。この状態は第2次世界大戦後まで継続し,米穀統制は 1951年食糧管理法の改正によりまず雑穀が,次いで翌 1952年ムギが統制解除されるまで維持された。1995年食糧管理法が廃止され,代わって主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律が施行されたことにより,米の流通規制も大幅に緩和された。

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