米袋村(読み)よねぶくろむら

日本歴史地名大系 「米袋村」の解説

米袋村
よねぶくろむら

[現在地名]古川市米袋

古川と三本木さんぼんぎ(現志田郡三本木町)を結ぶ街道に沿い、多田ただ川北方の低地の水田地帯。北は稲葉いなば村、東は師山もろやま村、西は西荒井にしあらい村、南は多田川を挟んで蒜袋ひるぶくろ(現三本木町)と接する。正保郷帳に田二四貫五七八文・畑二二八文とあり、ほかに同所新田一貫五五四文があり、水損・旱損と注記される。「安永風土記」によれば、田二七貫七〇五文、畑わずかに二九二文の水田地帯で、蔵入は八貫五九六文、給所一九貫四〇一文、人頭一四人(うち抱地高指引人二)、家数一二、男三九・女三五、馬一二とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android