粗骨材(読み)そこつざい

精選版 日本国語大辞典 「粗骨材」の意味・読み・例文・類語

そ‐こつざい【粗骨材】

〘名〙 コンクリート骨材で、粒径が五ミリメートル以上のもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の粗骨材の言及

【骨材】より

…所要の品質のコンクリートを経済的に得るため,一般に骨材に必要とされる性質として,硬くて強固であること,重量が適度であること,物理的に安定で耐久性が大きいこと,粒形が立方体または球に近いこと,大小の粒の混合状態が適当であること,清浄で有害物を一定量以上含まないことなどがあげられる。骨材は,粒の大きさにより細骨材と粗骨材に(コンクリート用骨材では5mmふるいを通るか否かで区分するが,実用上は10mmふるいをすべて通り5mmふるいを重量で85%以上通るものを細骨材,5mmふるいに重量で85%以上とどまるものを粗骨材としている),産状ならびに製法によって天然に産するものをほとんど加工せずにそのまま用いる天然骨材と岩石や粘土あるいは産業副産物を加工した人工骨材に,また比重の大小により軽量骨材,普通骨材,重量骨材に分類される。最近では川砂,川砂利など良質の天然河川骨材が枯渇しているため,天然の岩石あるいは溶鉱炉から出る高炉スラグなどの産業副産物を機械的に砕いた人工骨材の使用量が増えている。…

【コンクリート】より

…配合設計においては,コンクリート材料のうちもっとも高価なセメントの量をできるだけ少なくすることおよび収縮が小さくかつ材料分離が少ない良質のコンクリートを作るために,所要のワーカビリチーが得られる範囲内で単位水量(コンクリート1m3を作るのに要する水の量)をできるだけ少なくすることが重要で,具体的には以下のような手順で行われる。(1)粗骨材(原則として5mmふるいにとどまる骨材)の最大寸法の決定 作業に適するワーカビリチーが得られれば,強度,耐久性および水密性などに支障がないかぎりなるべく大きく選ぶ。(2)コンシステンシーの選定 コンクリートのコンシステンシーは作業に適する範囲内でできるだけ小さいスランプのものとする。…

※「粗骨材」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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