粟井中村(読み)あわいなかむら

日本歴史地名大系 「粟井中村」の解説

粟井中村
あわいなかむら

[現在地名]作東町粟井中

瀬戸せと村の北に位置し、東は小野おの村・鷺巣さぎす村と接し、粟井川が流れる。正保郷帳に中村とみえ、田二七六石余・畑一六一石余。元禄一〇年(一六九七)の美作国郡村高辻帳では改出高一七九石余、開高二三石余、村位は上。津山藩森氏断絶後は明確ではないが、幕府領として推移したとみられる(美作国郷村支配記)。「東作誌」に粟井庄中村とあり、毛付高五二八石余・取米三八一石余、戸数一二〇、男二八四・女二四〇。山林六町二反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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