作東町(読み)さくとうちよう

日本歴史地名大系 「作東町」の解説

作東町
さくとうちよう

面積:一一〇・一五平方キロ

郡中央部の東側に位置し、町域は南北に長い。北は大原おおはら町・勝田かつた勝田町、東は兵庫県佐用さよう郡佐用町・上月こうづき町、南は英田町・和気わけ吉永よしなが町、西は美作町に接する。大原町方面から南西流する吉野よしの川は、町中央部の江見えみ付近で土居どい方面から北西流する山家やまが川を合せ、美作町へ西流する。耕地は吉野川流域にわずかにみられるだけで、町域のほとんどは標高二〇〇―三〇〇メートル級の山地で占められる。吉野川・山家川に沿ってJR姫新線と国道一七九号が通り、駅は美作江見駅・美作土居駅がある。これらの少し北を東西に通る中国自動車道は、上月町境の杉坂すぎさか峠をトンネルで抜ける。タバコ、クリなどを産し、南部ではマツタケシイタケがとれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報