粟谷新太郎(読み)アワヤ シンタロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「粟谷新太郎」の解説

粟谷 新太郎
アワヤ シンタロウ


職業
能楽師(喜多流シテ方)

肩書
粟谷能の会主宰,能楽協会理事

生年月日
大正8年 4月6日

出生地
東京

経歴
父の14世喜多六平太、15世喜多実、友枝喜久夫等に師事。5歳の時「雲雀山」の子方初舞台。喜多流の重鎮として活躍。昭和40年日本能楽会会員、のち能楽協会理事を務める。

没年月日
平成11年 5月21日 (1999年)

家族
父=粟谷 益二郎(喜多流シテ方),長男=粟谷 能夫(喜多流シテ方),弟=粟谷 菊生(喜多流シテ方),粟谷 辰三(喜多流シテ方),粟谷 幸雄(喜多流シテ方)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

世界大百科事典(旧版)内の粟谷新太郎の言及

【喜多流】より

… 明治初期の家元にその人を得なかったため,伝来の面・装束を失ったことは惜しまれるが,14世六平太能心が幼くして家元を継承,浅野,井伊,藤堂,山内など旧藩主の後援と,紀喜和(旧津軽藩),松田亀太郎(旧水戸藩),梅津只円(旧福岡藩)らの助力によって流勢を盛り立て,また変幻自在のわざの切れは近代の名手とたたえられた。現在の家元は15世喜多実(みのる)(六平太の養子),ほかに重要無形文化財保持者各個指定(人間国宝)の後藤得三(実の兄),友枝喜久夫,粟谷新太郎,喜多長世(実の子)らが流儀を支えている。1983年現在,公認の玄人数は全国で約50名,五流中最も少ない。…

※「粟谷新太郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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