デジタル大辞泉
「雲雀山」の意味・読み・例文・類語
ひばり‐やま【雲雀山】
中将姫が捨てられ、かくまわれたという伝説の山。奈良県宇陀市にある日張山のことといわれる。
謡曲。四番目物。讒言により、父の横佩右大臣豊成に殺されかけた中将姫を乳母たちが雲雀山にかくまい、花を売って養う。ある日、狩りに出た豊成が娘の生存を知って前非を悔いる。
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ひばり‐やま【雲雀山】
- [ 一 ] 大和国(奈良県)と紀伊国(和歌山県)との国境にあるという架空の山。中将姫が父横佩(よこはぎ)右大臣豊成に捨てられた所とされる。奈良県宇陀郡菟田野(うたの)町にある、日張山(ひばりやま)のことといわれる。
- [ 二 ] 謡曲。四番目物。各流。作者不明。横佩右大臣豊成は讒言を信じて、娘の中将姫を雲雀山で殺せと命ずる。従者は命令通りに殺すにしのびず山中に庵を作って姫を隠し、乳母の侍従は里人に花を売って姫を養う。ある日狩に出た豊成は物狂いとなって花を売っている乳母に会い、娘の存在を知り前非を悔い、庵をおとずれて姫を連れて帰る。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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雲雀山
ひばりやま
能の曲目。四番目物。五流現行曲。世阿弥(ぜあみ)の『申楽談儀(さるがくだんぎ)』に一節があげられているが、作者不詳。物売りの芸能を中心とすることから、狂女物に準じて扱われている。横佩(よこはぎ)右大臣豊成(とよなり)は、讒言(ざんげん)を信じて娘の中将姫を雲雀山で殺させようとするが、姫は忠義な家臣(ワキツレ)と乳母(うば)(前シテ)にかくまわれている。狩りに出た豊成(ワキ)は、姫を養うため歌おもしろく花を売る女(後シテ)を乳母の侍従と知る。前非を悔いた父は姫(子方)と再会してめでたく終わる。中将姫を慈しむ乳母の心情、舞を舞う情緒とともに、間(あい)狂言による鷹狩(たかがり)の場面も変化がある。後世の浄瑠璃(じょうるり)や歌舞伎(かぶき)にも影響を与え、『当麻(たいま)中将姫』ほかの作品がある。
[増田正造]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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雲雀山
(通称)
ひばりやま
歌舞伎・浄瑠璃の外題。- 元の外題
- けいせい雲雀山 など
- 初演
- 宝永6.7(江戸・山村座)
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
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