家庭医学館 の解説
せいしんはったつちたいのげんいんとなるしっかん【精神発達遅滞の原因となる疾患】
先天性代謝異常症(フェニルケトン尿症、メープルシロップ尿症、ヒスチジン尿症、ガラクトース血症など)、染色体異常(ダウン症、結節性硬化症(けっせつせいこうかしょう)、クラインフェルター症候群、ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群など)、先天性内分泌疾患(クレチン症など)
●妊娠中の異常
母体の風疹(ふうしん)ウイルス・トキソプラズマ・単純ヘルペスウイルス・梅毒などの感染、母体のさまざまな薬物の服用、母体のX線撮影など放射線被曝(ひばく)、母体のアルコール中毒や低栄養状態
●分娩(ぶんべん)時の異常
仮死分娩(かしぶんべん)・胎盤機能不全症候群(たいばんきのうふぜんしょうこうぐん)などによる無酸素症、分娩時外傷、核黄疸(かくおうだん)など
●後天的な異常
脳炎、脳外傷、点頭てんかん、けいれん重積、脳腫瘍(のうしゅよう)など