糸垂(読み)いとたれ

精選版 日本国語大辞典 「糸垂」の意味・読み・例文・類語

いと‐たれ【糸垂】

  1. 〘 名詞 〙 能や里神楽で、女神花鳥の精などが付ける垂らし髪。天冠の下に垂らす。
    1. [初出の実例]「下手に臼女神子、天冠、糸たれ、臼女の面を冠り」(出典:歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)(1859)大詰)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android